ODの診断には、通常、起立血圧試験を行います。
起立方法には自分で立ち上がる、能動起立と傾斜台を
用いた受動的起立があります。
日常診療では能動的起立が行われています。
測定項目は、収縮期血圧、拡張期血圧、心拍数です。
臥位10分後に3回計測を行った後、起立した直後と1分毎に計測を行います。
低血圧発作が生ずれば検査を中止します。
また起立時のふらつき、動悸、頭痛、倦怠感などの
症状を確認します。
血圧測定には、ポータプレスやフィノメータなどの
非観血的連続血圧測定装置を用いると便利ですもしない
場合には水銀血圧計を用いますが、詳しい測定方法はここでは省略します。
検査上の注意点ですが、静かな検査室でこどもの緊張をときほぐしましょう。
測定の条件や日時によって測定結果が変わりますので、
1回の検査ですべてを判定しないことも大切です。
また小児での水銀計による血圧測定は、起立時の収縮期圧を実測値より低く、
また拡張期圧を高く評価することがあります。
ODの鑑別診断ですが、ODでは、たびたび、他の器質疾患が潜在しています。
鉄欠乏性貧血、脱水、甲状腺機能亢進、脳腫瘍なども十分に考慮に入れてください。