●診療内容
<各種心身症>
対象とする心身症には、不定愁訴、起立性調節障害、不登校、摂食障害、睡眠障害が含まれ、また行動異常などの小児神経症も診療対象としている。とくに起立性調節障害の診療においては国際的なネットワークを主催しており、日本では先進的な全人医療を導入した取り組みを実施している。また2006年に日本小児心身医学会多施設共同研究・起立性調節障害ガイドラインが発刊された際には、中心的な役割を果たした。
(該当URL、
http://www.jisinsin.jp/index.htm)
またひきこもりを伴う不登校児に対しては学業支援とカウンセリングを平行させながら社会復帰を促すメンタルアソシエーツ事業を実施中であり、効果を上げている。
当科は、日本心身医学会認定指導施設であり、3名の認定指導医が診療している日本では最大級の小児心身症診療施設である。
2007年から小児科病棟心理士が配置された(非常勤)。各種心理テスト、カウンセリング、箱庭療法などの各種心理療法も行い、子どもの心の諸問題に対応している。
<自律神経疾患>
小児心身症では自律神経機能異常を伴うことが多いことから、当科では自律神経機能を多面的に解析できるシステム(自律神経ポリグラフ)を開発し、臨床応用を行っている。このシステムは小児では日本では唯一当科だけが設置しており、そのため全国各地からの患者が検査を希望して受診する。年々増加傾向にあり、平成19年度は357件であった。心身症自律神経疾患患者以外に、末梢自律神経疾患患者を診療対象としており学会への報告を行っている。
<発達障害(AD/HD、学習障害、高機能自閉症)>
発達小児科は大阪医科大学LDセンターと協力して軽度発達障害児の診療を行っている。LDセンターにおいて薬物治療が必要と考えられる小児に対しては発達小児科で専門医がきめ細やかな治療を実施している。昨年度診療実績は、初診270名、再診615名であった。現在、予約制としているが、初診待ちが長かったが、やっと半年〜1年待ちに短縮できた。
●診療待ちに関するお知らせ
大阪医科大学附属病院で起立性調節障害の診療を希望する方がたくさんおられます。診療は発達小児科で行いますが、最近の初診待ちは半年程度となっており、ご不便をおかけしています。長期の診療待ちを解消するために努力しておりますが、なかなか解決しない現状です。なお、初診は高校生の年齢以上の方についてはお断りしております。
起立性調節障害に関しては、最近、日本小児心身医学会から「小児起立性調節障害診断・治療ガイドライン」を発行しましたので、それに従った診療をしていただける医療機関が増えました。小児科専門医を標榜している医療機関、あるいは、本サイトに掲示されている医療機関リスト内の最寄りの医療機関にお問い合わせ下さい。
●心身症に関する情報
小児心身症領域における最新の研究は、主に日本小児心身医学会において報告されています。日本小児心身医学会では、本年9月にウエブサイトをリニューアルしました。心身症に関する情報を充実させていますので、是非、アクセスして下さい。
http://www.jisinsin.jp/index.htm